ドクターズコラム|人間ドック・健康診断・生活習慣病検診|東京・新宿の診療所・健診センター


飲酒量(ml) × アルコール度数(%) × アルコールの比重0.8 = アルコール量(g)
ウイスキーシングル 30ml
ワイン1杯 120ml
ビール中瓶1本 500ml
日本酒1合 180ml
肝臓のアルコール処理能力により、日本酒1日平均純アルコール約20g程度
節度ある適度な飲酒量は、成人男性で1日平均純アルコール約20g程度
⇒ 死亡率が最も低い(女性では、9g以下)
多量飲酒者は、成人男性で1日平均純アルコール約60g以上
(厚生労働省:健康日本21)
摂取した純アルコール量(g) ÷ 5g(1時間当たりのアルコール分解量) = 消失時間
アルコールが消失するまでには、時間が掛かります。夜遅くまで飲んで、早朝に車の運転をすると、
アルコールが抜けきっていないと思われます。
アルコールは胃で約20〜30%、小腸で約70〜80%吸収されます
アルコールは肝臓で約90%代謝、残り約10%が呼気・発汗・尿などより排泄されます
アルコール性肝機能障害の予後は、早期にアルコール摂取を絶つことができれば、ほぼ正常な肝機能に戻ることができる。アルコールの多量摂取を継続すれば、肝硬変を経て肝不全症や肝細胞癌を発症します。アルコール性肝機能障害の治療の原則は、禁酒しかありません。止めることができなければ、精神科の先生の協力しかありません。また、家族の協力無くして断酒は不可能なことが多い。
アルコール摂取量や飲酒習慣や依存のテストを試しにやってみてください
飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)
新久里浜アルコール依存症スクリーニングテスト(KAST―M、KAST―F)
2012年
2月 / 院長 大坪 哲雄:花粉症のメカニズムとその対策
2012年 1月 / 内科特診 赤塚 宣治:健康であるためには